蜂の子で血行促進

蜂の子とは、文字通りスズメバチやミツバチ、アシナガバチやクマバチなど蜂の幼虫やサナギのことです。蜂の子には様々な栄養素があり、古くから滋養食として様々な地域で食べられています。
今回は、そんな蜂の子に含まれる血行促進に良い栄養素を、詳しく説明していきます。ぜひご覧ください!

蜂の子に含まれる栄養成分

蜂の子は、長野県や岐阜県、山梨県といった山間部では貴重なたんぱく源として食べられていたように、たんぱく質が豊富です。蜂の子には、そんなたんぱく質を構成するアミノ酸が含まれています。必須アミノ酸という人間が体内で作り出すことができない9種類のアミノ酸をすべて含むほか、8種類のアミノ酸を含んでいます。

さらに、蜂の子にはビタミンB群に分類される8種類のビタミンとビタミンCが含まれています。

また、鉄、カルシウム、カリウム、亜鉛といったミネラルも9種類含まれています。

他にも蜂の子には、リノレン酸とオレイン酸といった脂肪酸も含まれています。

蜂の子の血行促進に良い成分

上記のように、蜂の子には様々な栄養素が含まれています。その中でも、血行促進に良い成分は、

  • αリノレン酸
  • オレイン酸
  • アルギニン
  • ナイアシン(ビタミンB3)
  • ビタミンC

などがあります。これらの成分が体内ではどのように働き、血行に作用するのかを説明します。

αリノレン酸

αリノレン酸は、蜂の子に含まれる脂肪酸の1つです。αリノレン酸は、悪玉コレステロールを減らし血液を流れやすくします。
悪玉コレステロールは血管の中に入り込んで血管の壁を厚くし、コブ(血栓)を作って血管を狭くし血流を悪くします。
αリノレン酸は体内でDHA・EPAといった脂肪酸の材料となり、血管の壁に付いているコレステロールを除去し、血液が流れやすいようにする効果があるのです。
αリノレン酸は体内で作られないので、食事から積極的に摂る必要があります。

オレイン酸

αリノレン酸と同じく脂肪酸の一種です。善玉コレステロールは減らさずに悪玉コレステロールを減らし、血流を良くする効果があります。オリーブオイルや菜種脂などの植物油にも含まれています。毎日のようにオリーブオイルを摂取している地域の人には心臓の病気が少ない傾向にあるのは、オレイン酸の効果のおかげだと考えられています。
αリノレン酸とは異なり必須脂肪酸ではありませんが、生活習慣病を予防するためには積極的に摂取した方が良いでしょう。

アルギニン

アミノ酸の一種であるアルギニンは、必須アミノ酸ではないものの、血管を広げる作用のある一酸化窒素を作る効果があります。血管が拡張されると血液量が増加し、冷えや動脈硬化といった悩みが改善されます。

ナイアシン(ビタミンB3)

ナイアシンは毛細血管を広げる働きがあり、冷え性改善には抜群の栄養素です。血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす効果もあるため、薬として投与されることもあります。悪玉コレステロールをへらし、善玉コレステロールは減らさないというなんとも人間にとって都合の良い働きで血流を良くしてくれる心強い成分です。

ビタミンC

ビタミンCは血管を作る際に必要なコラーゲンの生成を助けます。コラーゲンは血管を丈夫にする働きがあるため、コラーゲンを合成するビタミンCを摂取することで、末端までしっかりとした血管ができあがります。逆にビタミンCが不足していると血管がもろくなりますので、出血しやすくなって血流の悪化に繋がります。

血流が悪化する原因には、血がうまく作れない、血が足りない(貧血)などがあります。
鉄は貧血に良い成分です。ミネラルである鉄は血液中にある赤血球のヘモグロビンという物質の形成に関わっています。鉄が不足しているとヘモグロビンが十分に作られず、貧血になってしまうのです。
貧血になりやすい女性は特に意識して摂りたい成分です。

血行促進によって得られる効果

蜂の子には血行促進に役立つ成分が含まれていることが分かりました。では、血行が良くなるとどんな健康効果が得られるでしょうか。

生活習慣病の予防

血流が悪くなると血管のしなやかさが失われ、血管の壁に血栓ができやすくなって血管がつまりやすくなります。その結果、動脈硬化を引き起こしてしまいます。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の原因となります。
血行が良くなると血管が柔らかくなり、血管が詰まることで起きる病気の予防になります。

冷え症の改善

冷えは主に血流の悪化によって起こります。血管の拡張することによって血流が良くなると血液の量も増え、体温が上がりやすくなります。そのため、冷え性改善には血行促進は必須です。

ED(勃起不全)の改善

EDの原因には血行の悪化も考えられます。そのため、血行を促進することでEDの改善も期待できるのです。特に、アルギニンの血行促進能力は精力の向上も期待できます。

まとめ

蜂の子にはたくさんの血行促進成分が入っており、とても有能な食材だということがうかがえます。血行が促進されると、動脈硬化の予防など様々な健康効果が得られます。皆さんも積極的に蜂の子を摂取して血行促進をしてみてはいかがでしょう!